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GCCSI最新ニュース:英国初のCO2貯留ライセンス付与ラウンドで14社がライセンスを獲得

18th September 2023

トピック: Institute News

発行日:2023年9月18日

原典:グローバルCCSインスティテュート

 

英国政府の北海移行局(North Sea Transition Authority:NSTA)が、初のCO2貯留ライセンス付与ラウンドの下で21件のCO2貯留ライセンスを受け取った企業のリストを発表しました。

 

ライセンス取得者(パートナーを含む)には、ENI社、Perenco社、Carbon Catalyst社、Spirit Energy社、Pale Blue Dot社、Shell社、EnQuest社、Synergia Energy社、Neptune Energy社、Chrysaor社、BP社、Equinor社、Wintershall Dea Carbon Management Solutions UK社及びEsso Exploration and Production UK社が含まれます。

 

上記14社は、老朽化した石油及びガス貯留層並びに塩水層約12,000平方メートルを利用できるようになります。発行されたライセンスには、ノーフォーク(Norfolk)、アバディーン(Aberdeen)、ティーズサイド(Teesside)及びリバプール(Liverpool)の沖合サイトが含まれ、最初のCO2圧入作業は10年以内に実施されると見込まれています。

 

この動きは、既にNSTAによって臨時ベースで付与されている6件のライセンスに続くものであり、気候目標を支援するために英国全土のCCSプロジェクトを推進するという、英国政府の200億ポンドに上る予算的コミットメントを基礎としています。開発されれば、これらの貯留サイトは、回収されたCO2を年間約3,000万トン貯留することで、英国排出量の約10%を削減する可能性を持つことになります。

 

CO2貯留ライセンス付与ラウンドは、2022年6月にNSTAによって開始されました。NSTAは、エネルギー移行においてCCSが極めて重要な役割を果たす見込みであり、ネットゼロ目標を達成するためには約100件の貯留ライセンスが必要となると指摘しています。

 

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