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GCCSI最新ニュース:豪州政府、連邦予算でCCS資金供与を発表
29th March 2022
トピック: Institute News
発行日:2022年3月29日
Josh Frydenberg豪州財務大臣は、生活費と地域開発に重点を置いた2022~23年予算を発表しました。エネルギー及び排出量削減ポートフォリオには新規投資が行われる見込みであり、それにはCCS全体に対するものが含まれます。
具体的なCCS投資には、次のものが含まれます。
- 北部準州のダーウィン(Darwin)における低排出LNG及びクリーン水素製造並びに関連するCCSインフラの支援に3億ドル。連邦政府は、ダーウィンが、天然ガスとCO2貯留資源へのアクセスを有する世界有数のクリーン・エネルギー・ハブになる可能性を強調しています。
- 豪州サプライ・チェーンの安全性を、ピルバラ(Pilbara)地域における新しい低排出製造施設(水素、アンモニア等水素派生商品ならびにCO2回収・利用・貯留 (CCUS) を利用)を通して強化するために2億ドル。
- National Gas Infrastructure Plan(国家ガス・インフラ計画)の一環として、優先度の高いガス・インフラ・プロジェクトの開発を前倒しするために2年間で5,030万ドル。これにはCCSパイプライン・インフラへの投資支援も含まれます。
新しい資金供与は、2021~22年予算で発表されたCCSプロジェクト及びハブに対する既存のものに追加されます。
同じポートフォリオ内において、近代製造業戦略(Modern Manufacturing Strategy)におけるイニシアティブ、水素、地域マイクログリッド及び送電網インフラの全てに対し、資金提供が行われました。