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GCCSI最新ニュース:EU理事会、ネットゼロ産業法(Net-Zero Industry Act)のポジションを採択し、欧州脱炭素化努力におけるCCSの役割を確認

12th December 2023

トピック: Institute News

発行日:2023年12月12日

原典:グローバルCCSインスティテュート

 

2023年12月7日、欧州連合(EU)理事会がネットゼロ産業法(Net-Zero Industry Act:NZIA)に関する一般的なアプローチに合意したことから、グリーンディール産業計画(Green Deal Industrial Plan)のこの極めて重要な構成要素の採択に一歩近づきました。

NZIAは、EUの気候中立経済に向けた移行を支援するために必要な技術の製造能力を拡大することを目的としており、同地域全体にCCSをさらに普及させていくための主要な推進力となっています。

EU理事会のポジションの採択は、今年初めの2023年3月に欧州委員会が提案した法案の範囲を広げることに合意した、2023年11月21日に欧州議会の本会議で行われたNZIAに関する投票に続くものです。

EU理事会はそのポジションにおいて、欧州委員会の提案で示されている「ネットゼロ技術」と「ネットゼロ戦略技術」の明確な区別を保持すると共に、CCS等戦略的なネットゼロ技術の許可手続きを合理化しています。

EU理事会のポジションはまた、2030年までにCO2圧入能力年間50MtというEU目標も支持しており、CO2輸送インフラを含むようにNZIAの範囲を拡大しています。

EU理事会は、EU全体の圧入能力目標を達成するために、原油及びガスの生産者を対象とする義務を保持することに同意した一方、この強制拠出からの免除を得るための様々な方法も導入しました。

EU理事会の交渉ポジションが正式に形成された結果、現在スペインが務める理事会の議長国は、この度、欧州議会及び欧州委員会との機関間交渉を行う指令を受けました。2024年6月の欧州選挙の前には、協力体制を見い出さなければなりません。

 

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