最新ニュース
GCCSI最新ニュース:IEA、アフリカのエネルギー見通し(2022年版)報告書を発表
22nd June 2022
トピック: Institute News
IEA、アフリカのエネルギー見通し(2022年版)報告書を発表
発行日:2022年6月22日
国際エネルギー機関(International Energy Agency:IEA)が、アフリカ大陸の現在及び将来におけるエネルギー構成を評価する報告書「アフリカのエネルギー見通し(2022年版)(Africa Energy Outlook 2022)」を発表し、アフリカの持続可能なエネルギー移行を浮き彫りにしました。
低炭素資源に対する需要が世界中で高まる中、アフリカのエネルギーが豊富な地域は、輸出市場における主要候補地となります。新しく発表された報告書の中で、IEAの持続可能なアフリカ・シナリオ(Sustainable Africa Scenario:SAS)は、CCSがアフリカの水素製造ポテンシャルに貢献すると示しています。CCSのインフラ及び政策策定の力強い出現はまだこれからですが、持続可能な商品に対する世界的な需要において競争力を維持するためには、CCSがアフリカの排出削減困難産業において必要な構成要素となるでしょう。
さらに同報告書では、国際開発金融機関は、もし持続可能なアフリカ・シナリオを完全に実現しようとするならば、最優先事項としてアフリカに対する資金的支援を増加させる必要が出て来ると指摘しています。アフリカ大陸の全世界CO2排出量への寄与度は小さいものの、北アフリカの気温の中央値は、2050年までに2.7℃上昇する可能性が高く、世界の他の場所よりも気候リスクが大幅に高くなると、IEAは指摘しています。
同報告書は、2014年以降IEAが発表した「アフリカのエネルギー見通し」の3本目です。
詳細は、本報告書をご参照ください(リンク)。