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GCCSI最新ニュース:米国、地域DACハブへの歴史的な投資を発表
12th August 2023
トピック: Institute News
発行日:2023年8月12日
2023年8月11日、バイデン・ハリス政権は、米国内の直接空気回収技術(DAC)の商業規模施設2カ所の開発に最大12億米ドルを投資する歴史的な構想を発表した。これは、超党派インフラ法に基づき資金提供が行われる地域直接空気回収技術(DAC)ハブプログラムの一環である。
- ルイジアナ州カルカシュー教区のサイプレス・プロジェクト - Climeworks社とHeirloom Carbon Technologies社の協力の下、Battelle社が主導している。
- テキサス州クレバーグ郡のサウステキサスDACハブ – Occidental社の子会社である1PointFive社と、そのパートナーであるCarbon Engineering 社とWorley社が主導している。
これら2つのDACハブを合わせると、毎年200万トン以上の二酸化炭素(CO2)が大気から除去され、ルイジアナ州とテキサス州で合計4,800人の高賃金の雇用が創出される見込みである。(2つのプロジェクトの詳細はこちら)
将来のDACハブの実行可能性を評価するため、米国エネルギー省は本日、さらに19のDACハブプロジェクトを選定し、資金提供交渉(Award Negotiation)を行うことを発表した。この交渉は、実現可能性評価やフロントエンドのエンジニアリングと設計(FEED)調査など、プロジェクトの初期段階の作業支援に向けたものである。
現在、Carbon Engineering社、Occidental社、Worley社をはじめとする当インスティチュート会員の多くが資金受領者として名を連ねている。また、Aera社、Chevron社、General Electric社も資金提供交渉の対象として選ばれた。