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最新ニュース:米国ワイオミング州、Tallgrass CCSプロジェクトに圧入井許可案を発行
11th June 2024
トピック: Institute News
発行日:2024年6月11日
2024年6月8日、米国ワイオミング州環境局(Department of Environmental Quality:DEQ)は、Tallgrass Energy社が提出したJuniper I-1坑井申請に対し、米国連邦地下圧入管理(Underground Injection Control:UIC)プログラムの下でクラスVI圧入井許可案を発行しました。同許可は今後、60日間のパブリックコメント期間に入ります。許可に関する最終決定は、パブリックコメントのレビュー及び全ての公聴会が終了した後、ワイオミング州DEQ長官(Director)によって下されます。
Juniper I-1坑井は、ワイオミング州南東部でTallgrass社が計画しているワイオミング州東部貯留ハブ(Eastern Wyoming Sequestration Hub:EWS Hub)の最初の坑井となります。EWS Hubプロジェクトは、ワイオミング州周辺の複数の州にある産業施設から回収されたCO2を年間1,000万トン以上EWS Hub貯留サイトに輸送する予定です。プロジェクトは、およそ400マイルに及ぶTrailblazerパイプラインを、天然ガスからCO2業務用に変換した後に使用する予定です。
ワイオミング州は、2020年9月3日、米国環境保護庁(US Environmental Protection Agency:EPA)のUICプログラムの下、クラスVI坑井の第一次法施行権限(「プライマシー」)を取得しています。UICクラスVIプライマシーを有する米国の州は、ワイオミング州、ノースダコタ州及びルイジアナ州のみです。ワイオミング州DEQは、2023年12月にクラスVI圧入許可の最初の3件を発行しました。
現在、米国EPA UICプログラムの下で、80件以上のプロジェクトのために200件以上のクラスVI坑井許可申請が18州及び1つの部族国家(tribal nation)で提出されています。
クラスVI圧入許可案に関する詳細情報はこちらからご覧いただけます。