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最新ニュース:豪州連邦予算案にCCSが盛り込まれる
16th May 2024
トピック: Institute News
発行日:2024年5月16日
豪州財務大臣(Australian Treasurer)であるJim Chalmers博士は今週、2024~25年度豪州連邦予算案(Federal Budget)を発表しました。同予算案は、政府の財政計画の概要を示すもので、主要な優先事項、支出配分及び将来の見通しを浮き彫りにしています。
同予算案に、豪州政府の議題であるFuture Made in Australia(豪州で作られる未来)のために10年間にわたって227億豪ドル提供されることが含まれたことは重要です。豪州政府は、Future Made枠組内において、Resourcing Australia’s Prosperity(豪州の繁栄を支える資源)プログラムのために、10年間にわたって5億5,610万ドルを約束しました。豪州地質調査所(Geoscience Australia)が運営することになるこのプログラムは、豪州の資源及び地中貯留の可能性をマッピングするもので、将来の投資にとって重要なものになるでしょう。
豪州政府はまた、規制枠組の策定や二者間合意の確立等を支援するため、CO2貯留の地域協力に対し4年間にわたって3,260万ドルを約束しました。
これら気候緩和及び排出量ネットゼロ経済への移行に重点を置いた一連の措置や数十億ドルに上る資金提供には、CCSに関連したものが含まれています。このネットゼロ投資は、大きく次の5つの分野に分類されています。
- エネルギー・システム及び経済における排出量削減
- ネットゼロ産業及びスキルの強化
- 気候への適応及びリジリエンス
- 国際的な気候関与-進行中の二国間・多国間関与や、太平洋地域のパートナーと共に第31回締約国会議を招致することを支援
- 豪州政府の気候能力の構築(豪州政府がその目標を効果的に達成することを保証し、気候変動に関する国家アプローチを可能にするために、豪州政府の能力のために支出)
豪州予算案に関する詳細情報については、こちらをご参照ください。