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最新ニュース:米国環境保護庁(U.S. EPA)、クラスVI坑井許可ダッシュボード及びデータ・リポジトリを発表
16th April 2024
トピック: Institute News, institutenews
発行日:2024年4月16日
米国環境保護庁(U.S. Environmental Protection Agency:EPA)は4月15日月曜日、地下圧入管理(Underground Injection Control:UIC)プログラムの下で同庁に提出されたクラスVI圧入井(Class VI Injection Well)許可の状況を示す新しいライブデータ・ダッシュボードを発表しました。クラスVI坑井は、CO2を長期貯留目的で深部地層に圧入するために利用されます。新しいダッシュボードは、同庁が以前提供していた静的で断続的な更新に取って代わるものであり、UICクラスVIプログラムの指標の可視化を向上させると共に、CCSプロジェクト及び10か所あるEPA地域事務所で審査されている許可申請の状況を簡単に入手できるようにします。
EPAはまた、承認されたクラスVI許可及び審査中の許可申請に関する情報を提供する新しいUICクラスVIデータ・リポジトリも発表しました。ユーザーは今後、申請者の説明及び添付資料、最終許可案、最終許可、最終環境正義(Environmental Justice)文書、コミュニティのニーズ評価、試験及びモニタリング報告書、並びに許可違反通知等、一般公開されているクラスVI許可申請情報を閲覧及びダウンロードできるようになります。
「UICクラスVI許可付与及びプライマシーのための環境正義ガイダンス(Environmental Justice Guidance for UIC Class VI Permitting and Primacy)で概説されているように、EPAは、クラスVIプログラムの実施によって過重な負担を強いられているコミュニティに対する環境正義を推進する継続的な努力の一環として、UICクラスVI許可付与プロセス全体を通して透明性を高めることにコミットしています。これらの新しいツールは、それらのコミットメントを果たすために開発されたものです」と、米国EPA地下水・飲料水室(Office of Ground Water and Drinking Water)のJennifer McLain室長(Office Director)は述べています。
データ・ダッシュボードは、2024年3月29日時点で、EPA地域事務所において43件のプロジェクトから提出された128件のクラスVI坑井申請が審査中であることを示しています。また、EPAからクラスVI坑井の第一次法施行権限(プライマシー)を付与されている州であるルイジアナ州、ノースダコタ州及びワイオミング州でも追加的なクラスVI井許可申請が審査されています。2024年4月3日時点で、プライマシーを付与された州で追加的に審査されているのは、33件のプロジェクトから提出された69件のクラスVI井申請です。
EPAのUICプログラムは、公衆衛生を守り、飲料水の地下水源の汚染を防ぐように設計されています。