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Sargent & Lundy社幹部、 San Juan発電所改修とPetra Novaプロジェクトにおける過去の成功について語る
5th March 2020
発行日: 2020年3月5日 原典 : Energy Central San Juan発電所にCO2回収技術を付設する改修計画が進む中、テキサス州のW.A. Parish発電所のPetra Novaプロジェクトが、成功した改修例としてもてはやされている。 Enchant Energy社の最高執行責任者であるPeter Mandelstam氏は、自社のSan Juan発電所回収を自分はPetra Nova 2.0と呼んでいると語った。. 「これは、進化(evolution)であるが、革命(revolution)ではない」と、同氏は語る。 Enchant Energy社は、Petra Novaプロジェクトを石炭火力発電所のCO2回収レトロフィットにおける2つ目の成功例としたのと同じチームから多くのメンバーを集めている。 このチームには、電力業界では100年以上の経験を有するエンジニアリング企業のSargent & Lundy社が含まれている。.
メディア・リリース : グローバルCCSインスティテュート、政策立案者用概要書を発表– CCS:気候変動を標的に
5th March 2020
発行日: 2020年3月5日 原典: Global CCS Institute 米国ワシントンDC –2020年3月5日 – シンクタンクのグローバルCCSインスティテュートが、今週、全世界の政策立案者に向けた概要報告書、 CCS: Targeting Climate Change (CCS:気候変動を標的に)を発表しました。CCS: Targeting Climate Changeは、CCSについて幅広い重要なマイルストーンや世界全体におけるその状況、また同技術がもたらす重要な機会と恩恵について記した同インスティテュートによる最新の Global Status of CCS Report (世界のCCSの動向報告書)からの重要所見についてまとめたものです。
グローバルCCSインスティテュート、サウジアラビアで開催されたG20イベントに参加
5th March 2020
発行日:2020年3月5日 原典:グローバルCCSインスティテュート Ministry of Energy(エネルギー省)及び20か国・地域(G20)第15回首脳会議の議長国サウジアラビアのG20サウジ事務局から、グローバルCCSインスティテュート商業担当ジェネラル・マネージャー(General Manager – Commercial)Alex Zapantisが、今週、2つのイベントで発表を行うために招待されました。 最初のイベントは、3月5-6日にサウジアラビアのリヤドで開催されるCircular Carbon Economy Workshop(循環型炭素経済ワークショップ)です。ワークショップは国際機関が仕切るいくつかの対話から構成されており、排出されるCO2が削減(reduce)、再利用(reuse)、リサイクル(recycle)及び除去(remove)される閉ループ型モデルである「循環型炭素経済(Circular Carbon Economy)」という表題の下、4R要素における様々なメカニズムが検討されます。 この極めて重要なイベントは、今年11月に開催されるG20首脳サミットまでに3回行われるエネルギー持続可能性作業部会(Energy Sustainability Working Group)会議の第1回目の直前に開催されます。 Zapantisによるプレゼンテーションは、「Regulatory & Policy Frameworks for CCS(CCSの規制及び政策枠組)」に焦点を当てたものです。 2つ目のインベントであるエネルギー持続可能性作業部会(Energy Sustainability Working Group:ESWG)第1回会合は、3月7-8日に同じくリヤドで開催されます。 ...
TGS社、加ブリティッシュ・コロンビア州のCCS評価アトラスを完成
4th March 2020
CCS in the news 日本語版 発行日:2020年3月4日 原典:Carbon Capture Journal 探査・生産(E&P)企業にマルチ・クライアント地球科学データを提供する主要会社であるTGS社が、大手石油・ガス企業向けに、カナダ・ブリティッシュ・コロンビア州の地中CO2貯留アトラス(Geological Carbon Storage Atlas)を完成させた。 調査の目的は、ブリティッシュ・コロンビア州全体の地中CO2貯留地(陸上及び沖合)に関する最新状況を把握することであった。パートナーであるCanadian Discovery Limited(CDL)社との協力を通して、TGS社は、CO2貯留評価枠組と貯留地候補のアトラスを作成するため、同社の世界的に認められた盆地評価に関する専門知識、地下データ・ライブラリ並びにブリティッシュ・コロンビア州での活動を通した地質学的知識と経験を活用した。 TGS社陸上・坑井データ(Onshore & Well Data)担当EVPであるKatja Akentieva氏は、次のように述べた。「TGS社は、より持続可能なエネルギー未来に貢献するという目標を掲げている。このプロジェクトは、TGSのデータ及び見識によって、最終的には温室効果ガス排出削減につながるCO2貯留機会評価をいかに顧客が行えるようになったかを示す素晴らしい例である。TGS社がいかに自社のESG戦略を実際の状況に適用出来ているかを目の当たりにして、嬉しく思っている。」
メディア・リリース : 欧州気候法に関するグローバルCCSインスティテュートの声明
4th March 2020
発行日: 2020年3月4日 原典: Global CCS Institute グローバルCCSインスティテュートは、遅くとも2050年までにEUを気候中立化する目標を欧州法に織り込むべく、今日、欧州委員会が発表した欧州初のClimate Law(気候法)案を歓迎いたします。当インスティテュートは、欧州の気候問題に関する野心と、欧州グリーン・ディール(European Green Deal)により提示されるビジョンに称賛を送ります。 EUの 2050年気候中立化目標は、既存排出源からの排出削減及び回避、ならびに排出除去の強化によってのみ達成が可能です。したがって、この目標の達成には、CCSなど気候緩和ソリューション及び技術の幅広いポートフォリオが必要となります。 欧州委員会によるこの法案では、5年ごとに見直される欧州レベルの温室効果ガス排出削減の道筋が定められています。この気候法は、明日、各国環境大臣に提示される予定となっています。 詳細はこちらをご覧ください。 European Climate Law (欧州環境法) こちらをお読みください。 欧州グリーン・ディール(European Green Deal)に関するインスティテュートによる最新ペーパー
Costain社、Acornプロジェクトのコンサルタントに選ばれる
3rd March 2020
CCS in the news日本語版 発行日:2020年3月3日 原典:Carbon Capture Journal 英国初のCCSプロジェクトとなり得るものを実現するため、Costain社が、Pale Blue Dot Energy社に技術的コンサルティング・サービスを提供するという次段階の作業を受託した。 Costain社はSt Fergus(セント・ファーガス)における陸上ガス排ガス回収、CO2回収統合、CO2圧縮及び調質等、概念設計及び基本設計の支援、並びに、既存のGoldeneye(ゴールデンアイ)パイプラインの転用やGoldeneyeガス田近郊の新しいCCSハブを含む、沖合海中システムの設計を行う。 Acorn(エイコーン)CCSプロジェクトは、低費用で拡張可能なCCSスキームであり、スコットランドのSt Fergusターミナルにある陸上ガス施設から現在排出されているCO2の費用効率的な回収及び貯留を可能にするだけでなく、英国全土の家庭及び産業の暖房を脱炭素化することを目的として水素をガス網に混入させるべく、また、脱炭素化された輸送等、他の目的に利用する可能性のために、北海の天然ガスをクリーン水素に改質するAcorn Hydrogen(エイコーン水素)プロジェクトを成功させるものとして重要なものである。 システムはまた、Peterhead(ピーターヘッド)港におけるCO2船舶輸送施設の準備や、スコットランド中部からのCO2回収を可能にするための、既存Feeder 10パイプラインの転用等、他の回収貯留プロジェクトを可能にするようにも設計されている。プロジェクトの現段階は、Pale Blue Dot Energy社が率い、調査パートナーであるShell社、Total社及びChrysaor社が支援していると共に、BEIS(英国ビジネス・エネルギー・産業戦略省)及びEuropean Project of Common Interest(欧州共通利益プロジェクト)としてINEA(イノベーション・ネットワーク・エグゼクティブ・エージェンシー)から一部、資金提供を受けている。
Santos社とBP社、CCSで協力
3rd March 2020
CCS in the news 日本語版 発行日:2020年3月3日 原典:AFR Online エネルギー大手Santos社及びBP社が、年間で最高2,000万トンのCO2をMoomba(ムーンバ)ガス田に貯留する合意を結び、今後は、政府に炭素クレジットの形で資金援助を求めていく。 水曜日(4日)に豪州キャンベラで開催される石油・ガス幹部のサミットで発表される運びとなっている同合意において、BP社は、南オーストラリア州最北部においてSantos社が提案しているCCS施設のために2,000万ドル供与することとなっている。 CCSは、2050年までに低排出、あるいは正味ゼロ排出を達成する道筋を示すことを狙った、連邦政府により近々発表される技術ロードマップの一要素になると見込まれている。 Angus Taylor豪エネルギー・排出量削減担当大臣(Energy and Emissions Reduction Minister)は以前からこの提案について承知しており、特にSantos社が主張している通り安価なCO2隔離が可能ならば、喜んで同社と関わり続けて行くと述べた。 Santos社は、20億ドル規模の政府排出削減ファンドから支援を求めると思われ、また、トン当たり30ドル未満、ことによるとトン当たり最低26ドルでCO2を隔離できると考えている。
Fortum社とKvaerner社、CO2回収で協力
3rd March 2020
CCS in the news 日本語版 発行日: 2020年3月3日 原典 : Carbon Capture Journal Fortum社と Kvaerner社が、廃棄物エネルギー化におけるCCS利用など、技術的ないし商業的協力のためのプロジェクト及び機会を見出すことについて、覚書 (MoU) を交わした。 評価の対象となる機会の一つは、新たなCO2回収プラントの実現可能性である。 「我々はFortum社のエネルギー関連の取り組みをさらに強化していくため、Kvaerner 社のようなパートナーとこの覚書を結べたことを非常に喜ばしく思っている。プロジェクトの候補の一つは、廃棄物エネルギー化(WtE)プラント用のCCSである。CCSは気候変動との戦いと、よりクリーンな世界の創造に非常に相応しい」と、 Fortum社の社長兼CEOである Pekka Lundmark氏は語る。 Fortum社は、エネルギーのクリーン化、脱炭素化、天然資源利用の持続可能化に向けた変化を推進することを目指している。同社は、CO2フリーのエネルギー生産に投資しており、CO2回収ソリューションやCO2排出削減のためのその他の取り組みの実験に積極的である。Kvaerner社は、Fortum社の将来のプロジェクト候補にとって、気候変動緩和という共通の取り組みにおいて価値のあるパートナーである。 「CCS施設は、今後のKvaerner社にとって重大な重点分野となり、我々にとってFortum社と手を組むことは大きな利点である。我々は、エネルギー・システムの再形成、資源効率改善、将来のためのスマート・ソリューションの提供によって、彼らと手を組んでこの変化を加速させていくことに心躍らせている」と、Kvaerner社の社長兼CEOであるKarl-Petter Løken氏は語った。
メディア・リリース : CCSに関するDCフォーラム: CCSの新たな波を加速化
3rd March 2020
発行日: 2020年3月3日 原典: Global CCS Institute 米国ワシントンDC – 政府と産業界の後援を受けたシンクタンク、グローバルCCSインスティテュートがワシントンDCで開催するCCSに関する第9回年次フォーラムに、気候及びクリーン・エネルギー関連の専門家が集結しました。米国は大規模CCS施設の全世界的普及を主導しており、世界で最も先進的なCCS固有のインセンティブである45Q税控除を制定しています。今や、焦点は工事を開始し、イノベーションを進め、この画期的な政策をベースに包括的な大規模普及枠組を実現することに置かれています。 過去においては、資金調達条件も、CCS普及における主要なバリアでした。 銀行が感知するリスクや実際のリスクにより、施設が手頃な資金調達を確保することが難しくなっていました。しかし、米国では、金融機関による金利が上昇しています。銀行はよく作られたプロジェクトへの融資に対し徐々にオープンになってきていますし、45Qやカリフォルニア州低炭素燃料基準(California Low Carbon Fuel Standard)のような政策手段によって投資家らがこのセクターに引き付けられています。 フォーラムでは、この業界に革命を起こそうと尽力している様々な技術関連、 CO2利用関連、直接空気回収の企業からの講演も行われました。「技術面からもビジネス・モデルの点からもさらに一層のイノベーションに対し差し迫った必要性がある中、気候目標の強化が加速化するにつれ、この業界で活躍して下さる方々の数が増えていくことを私たちは歓迎しています」と、グローバルCCSインスティテュートのCEOである Page氏が述べました。
新方法により、低温でCO2をメタン化
1st March 2020
CCS in the news 日本語版 発行日: 2020年3月1日 原典 :Carbon Capture Journal 関根泰教授率いる早稲田大学の科学者チームが開発した新方法が、化石燃料利用の削減に貢献する可能性を持つ。 二酸化炭素のメタンなど価値の高い化学物質への転換は、CO2回収利用支援に使えるものとして大きな注目を集めている。特に、メタンは燃料としてだけではなく、都市ガスを既存インフラへと運ぶ水素キャリアとしての利用が可能である。たとえば、電力から転換したエネルギーを圧縮ガスの形で貯蔵・輸送できるようにするPower to Gasのコンセプトをベースに、ドイツでは一部のプラントが既に立ち上げられている。 「二酸化炭素をメタンにリサイクルするには、従来型の工業的な手法ではルテニウムをベースとした触媒を使って300℃から400℃の温度で水素と二酸化炭素を反応させるが、この方法はここまでの高温を必要とするため、いつ、どれだけのメタンを生成できるかについて限界があった」と、関根教授は語る。「また、低温での実施は、二酸化炭素転換を改善し生成されるメタン量を増加させる上で好ましいことが実証された。」 Chemistry Letters(日本化学会速報誌)に報告されたこの新開発の方法では、二酸化炭素を100℃台でより効率的かつ速やかにメタン化することができる。
東京で開催された環境省シンポジウム、気候イノベーションの国際協力を促す
29th February 2020
CCS in the news 日本語版 発行日:2020年2月29日 原典:グローバルCCSインスティテュート 緊急性、国際協力及び循環型経済が、環境省主催のCCUS・水素に関する国際シンポジウム-気候変動対策技術のイノベーションによるカーボンニュートラル社会の実現に向けて(CCUS and Hydrogen Symposium – Towards a Carbon Neutral Society for Innovation in Climate Technology)の主要なテーマでした。グローバルCCSインスティテュートが支援し、多くの方々が参加した2日間にわたる会議には、政府、民間部門及び非営利団体から講演者が招かれ、正味ゼロ排出及び気候目標を達成するための世界及び国内の手法について議論を行うと共に、国際協力の機運を盛り上げました。会議は、日本のパリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略(日本語)及び統合イノベーション戦略(日本語)を基に作成された、このたびの革新的環境イノベーション戦略の策定の直後に開催されました。プレゼンテーションでは、エネルギー集約型産業及び輸送部門の差し迫った脱炭素化や、メタネーション技術、グリーン水素及び炭素利用に関する画期的な研究開発を含む、様々なトピックが扱われました。 開会の挨拶において八木哲也環境大臣政務官は、最近の自然災害に触れ、気候行動の緊急性を強調しました。同政務官は、2019年に日本で開催されたG20で合意された通り、CCUS及び水素の商業化を含む「確固たる行動」が必要であることを主張しました。 しかし、移行は政府間の協力の下で、また民間部門による行動と共に、促進されなければならず、同時に「全世界が気候変動に対処するために協力しなければなりません」。 シンポジウムは、CO2回収・利用・貯留(CCUS)等の先進エネルギー技術や将来のクリーン・エネルギー・キャリアである水素に焦点を置き、日本の気候目標達成戦略の詳細な分析を提示すると共に、ノルウェー、カナダ及び米国の視点についても取り上げました。日本は、電力部門における再生可能エネルギーの普及を加速させながら、CCUS施設で補完することを目標としています。日本において、気候行動は中央政府戦略を通して促進されていますが、31を超える地域コミュニティも独自の計画を打ち出しています。実際、日本の首都である東京では、わずか数か月前に正味ゼロ排出戦略が打ち出されました。 水素は、再生可能エネルギーとCCUSの両方でクリーンに生産されながら、輸送部門及び産業部門の脱炭素化を強化するエネルギー・キャリアだと見られています。Boundary Dam(バウンダリー・ダム)やNorthern Lights(ノーザン・ライツ)フルチェーン・プロジェクト等、大規模CCUS施設における複数の成果が議論される中、クリーン水素の大規模展開にCCUSの差し迫った商業化を利用する機会に対する関心は特に高く、講演者達は、日本が水素社会となる計画、欧州における電力部門及び家庭暖房部門のCCUS・水素プロジェクト、並びに米国がCCUS・水素カップリングのリーダーとなる理想的な立場にあることを強調しました。加えて、貯留サイトまでの船舶輸送を含む沖合CO2貯留の意向や、利用を通してCO2を恒久的に貯留する新しい方法も紹介されました。豪州Latrobe Valley(ラトローブ・バレー)の天然資源から水素を生産し、日本に輸送するフルスケールCCUSプロジェクトである、水素サプライチェーン・プロジェクト(Hydrogen Energy Supply Chain:HESC)は、クリーン・エネルギー・イノベーションにおける国際協力の証であるだけでなく、最終投資決定が今年中に予定されていることから、特に注目されました。 2日目は、CCUSと水素の大規模普及の緊急性と急速に高まる必要性に焦点を置いた、基調講演者との対話式パネル・ディスカッションが行われました。日本は正味ゼロ排出戦略を打ち出しているものの、CCS普及を加速させる具体的な政策が欠如していることから、CCSについて投資対効果を提供する政策メカニズムは、講演者と観客の双方にとって議論のテーマでした。したがって、議論では、ノルウェーの炭素税、米国の45Q税控除及びカリフォルニア州のLow Carbon Fuel Standard...
MOE Symposium in Tokyo urges International Collaboration on Climate Innovation
29th February 2020
Urgency, international collaboration, and a circular economy and were key themes at the CCUS and Hydrogen Symposium – Towards a Carbon Neutral Society for Innovation in Climate Technology hosted by Japan's Ministry of Environment. Over two...