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GCCSI最新ニュース:EU理事会、ネットゼロ産業法(Net-Zero Industry Act)のポジションを採択し、欧州脱炭素化努力におけるCCSの役割を確認
GCCSI最新ニュース:EU理事会、ネットゼロ産業法(Net-Zero Industry Act)のポジションを採択し、欧州脱炭素化努力におけるCCSの役割を確認

12th December 2023

発行日:2023年12月12日 原典:グローバルCCSインスティテュート   2023年12月7日、欧州連合(EU)理事会がネットゼロ産業法(Net-Zero Industry Act:NZIA)に関する一般的なアプローチに合意したことから、グリーンディール産業計画(Green Deal Industrial Plan)のこの極めて重要な構成要素の採択に一歩近づきました。 NZIAは、EUの気候中立経済に向けた移行を支援するために必要な技術の製造能力を拡大することを目的としており、同地域全体にCCSをさらに普及させていくための主要な推進力となっています。 EU理事会のポジションの採択は、今年初めの2023年3月に欧州委員会が提案した法案の範囲を広げることに合意した、2023年11月21日に欧州議会の本会議で行われたNZIAに関する投票に続くものです。 EU理事会はそのポジションにおいて、欧州委員会の提案で示されている「ネットゼロ技術」と「ネットゼロ戦略技術」の明確な区別を保持すると共に、CCS等戦略的なネットゼロ技術の許可手続きを合理化しています。 EU理事会のポジションはまた、2030年までにCO2圧入能力年間50MtというEU目標も支持しており、CO2輸送インフラを含むようにNZIAの範囲を拡大しています。 EU理事会は、EU全体の圧入能力目標を達成するために、原油及びガスの生産者を対象とする義務を保持することに同意した一方、この強制拠出からの免除を得るための様々な方法も導入しました。 EU理事会の交渉ポジションが正式に形成された結果、現在スペインが務める理事会の議長国は、この度、欧州議会及び欧州委員会との機関間交渉を行う指令を受けました。2024年6月の欧州選挙の前には、協力体制を見い出さなければなりません。   更なる情報はこちら    

トピック: Institute News

GCCSI最新ニュース:デンマーク初のフルスケールCO2回収プロジェクトが建設開始、同国におけるCCSの新しい節目を刻む
GCCSI最新ニュース:デンマーク初のフルスケールCO2回収プロジェクトが建設開始、同国におけるCCSの新しい節目を刻む

8th December 2023

  発行日:2023年12月8日 原典:グローバルCCSインスティテュート   デンマークのエネルギー会社であるØrsted社が、熱電併給発電所から排出されるCO2の削減に極めて重要な役割を担うCO2回収施設2基の建設をデンマークで開始しました。同国初のフルスケールCCSイニシアティブとして、Ørsted社のカロンボー(Kalundborg)CO2ハブは、デンマークの排出緩和努力の大きな一歩を意味します。 2023年5月にデンマーク・エネルギー庁(Danish Energy Agency)と20年間契約を結んだこのプロジェクトは、2026年初頭から生物起源CO2を年間43万トン回収することが見込まれています。Ørsted社は具体的に、デンマーク・カロンボーにあるアスネス(Asnæs)発電所の木質チップ焚きユニットから年間28万トンのCO2を回収することを目指しています。また、残りの年間15万トンは、コペンハーゲン地区にあるアヴェデーレ(Avedøre)発電所のわら焚きユニットから回収する予定です。回収されたCO2は、Northern Lights JV社によって安全に輸送され、ノルウェー領北海にある同社の貯留地に貯留されます。 このイニシアティブは、デンマークの野心的な2025年及び2030年気候目標に沿ったものであり、また、デンマークの全体的な気候緩和戦略の一部として同技術を着実に進めて行くことで、同国が欧州におけるCCSの先駆的立場にあることを裏付けるものです。 さらなる情報は、こちらからお読みください

トピック: Institute News

GCCSIメディアリリース:グローバルCCSインスティテュート、オマーンのCCS気候技術の規模を拡大するための作業プログラムを支援
GCCSIメディアリリース:グローバルCCSインスティテュート、オマーンのCCS気候技術の規模を拡大するための作業プログラムを支援

5th December 2023

  発行日:2023年12月5日 原典:グローバルCCSインスティテュート アラブ首長国連邦ドバイ(Dubai)-オマーンにおいて排出量を削減し、産業脱炭素化を推進する努力の一環として、オマーン政府のエネルギー・鉱物省(Ministry of Energy and Minerals:MEM)は、Petroleum Development of Oman社(PDO社)が中心的メンバーを務めるCCUS及びブルー水素枠組(CCUS and Blue Hydrogen Framework)を立ち上げました。PDO社は、その義務を果たし、同国におけるCCS技術の普及を助ける政策的、法規制の指針作成を支援するため、グローバルCCSインスティテュートと提携しました。 CCS作業プログラム(CCS Work Programme)の一環として、CCSの普及を支援するというコミットメントを掲げる主要な国際的シンクタンクであるグローバルCCSインスティテュートは、CCSのオポチュニティーに関連した政策及び規制的指針を作成するために専門知識を提供します。UAEドバイにおけるCOP28で発表されたこの作業プログラムは、オマーンにおけるCCSに関する実証及び商業規模CCSプロジェクトの開発に向けて道筋を付けることを目指しています。 「去年、オマーン政府は、2050年までにネットゼロを達成することを発表しました」と、MEMの再生可能エネルギー・水素担当ダイレクター・ジェネラエル(Director General of renewable energy and hydrogen)であるFiras Al Abduwani博士は述べました。「この目標を達成するために、我々は、CCSを含む主要な排出削減ソリューションを普及させるために必要とされる適切な政策的枠組とツールを作成する強い意欲を持っています。CCSの最前線にいる専門家と協力することで、この作業プログラムは、まさにそれを可能にします」と、Firas Al Abduwani博士は付け加えました。 現在、世界中には様々な段階にあるCCS施設が390か所以上あります。その数は増加傾向にありますが、2050年までに国際気候目標を達成するためには、100倍のCCSプロジェクトが必要となります。 「インスティテュートは、炭素集約型産業を抱える国々がCCSを通して脱炭素化する能力を持つために必要な見識を提供することに全力を注いでおり、オマーンも例外ではありません」とグローバルCCSインスティテュートのCEO、Jarad Danielsは述べました。「エネルギー・鉱物省がPDO社のチームと共に立ち上げたイニシアティブは、非常に有望です。我々はこの作業プログラムの一部となり、オマーンの気候行動計画の中にCCSが組み込まれるのを見るのを楽しみにしています」とDanielsは付け加えました。 作業プログラムは、指針文書の作成が進むにつれ、定期的なミーティングやワークショップを通じて地元の利害関係者を関与させていきます。作業プログラムは、2024年6月に終了する予定です。   写真(左から右へ):Jarad...

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GCCSI最新ニュース:EU共通利益プロジェクト(Projects of Common Interest)及び相互利益プロジェクト(Projects of Mutual Interest)の下で14件のCO2貯留・輸送プロジェクトが選定される
GCCSI最新ニュース:EU共通利益プロジェクト(Projects of Common Interest)及び相互利益プロジェクト(Projects of Mutual Interest)の下で14件のCO2貯留・輸送プロジェクトが選定される

30th November 2023

発行日:2023年11月30日 原典:グローバルCCSインスティテュート   欧州委員会は、共通利益プロジェクト(Projects of Common Interests:PCIs)及び相互利益プロジェクト(Projects of Mutual Interest:PMIs)の最終リストの一部として、14件のCO2輸送・貯留プロジェクトを選定しました。この数は、ネットゼロ産業法(Net-Zero Industry Act)の目的に沿って、CCS開発を支援するEU機関の意志を示しています。 PCIないしPMIと分類されたプロジェクトは、エネルギーのためのコネクティング・ヨーロッパ・ファシリティ(Connecting Europe Facility for Energy)の下でEU助成金の受給資格を得るのに加え、迅速な許可プロセスや環境評価等、いくつかのメリットを享受できます。 選定された14件のプロジェクトは以下の通りです。 CO2 TransPorts – このプロジェクトは、オランダ・ロッテルダム(Rotterdam)、ベルギー・アントワープ(Antwerp)及び北海港湾地区からのCO2回収・輸送・貯留の支援を目指しています。 Aramis – 越境CO2輸送・貯留プロジェクトであり、CO2はロッテルダム港湾地区で回収され、オランダ大陸棚での貯留のために輸送されます。 ECO2CEE – 可能性のある貯留サイトとしてデンマーク、ノルウェー、オランダ及び英国を挙げている越境CO2輸送・貯留プロジェクト。 Bifrost – このプロジェクトは、ドイツ、ポーランド及びデンマークにある排出源のためのCO2貯留にデンマークを活用するものです。 Callisto – フランス及びイタリアから排出されるCO2を貯留する地中海ベースのCO2ハブの開発。 CCSバルト諸国コンソーシアム(CCS...

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GCCSI最新ニュース:欧州5か国がオールボー宣言(Aalborg Declaration)に署名、CCUSコミットメントを再確認すると共に、欧州CCUS市場の形成を呼び掛ける
GCCSI最新ニュース:欧州5か国がオールボー宣言(Aalborg Declaration)に署名、CCUSコミットメントを再確認すると共に、欧州CCUS市場の形成を呼び掛ける

28th November 2023

発行日:2023年11月28日 原典:グローバルCCSインスティテュート   CO2回収・利用・貯留(CCUS)を、グリーン転換と2050年までの排出量ネットゼロの達成を支援するために必要不可欠な技術とするオールボー宣言(Aalborg Declaration)に5か国が署名しました。同宣言はまた、欧州CCUS市場形成の必要性も呼び掛けています。5か国にはデンマーク、ドイツ、フランス、オランダ及びスウェーデンが含まれています。 同宣言は、欧州委員会がデンマーク・オールボーで開催し、30を超える国々から400人以上が参加してCCUS関連議論を行ったCCUSフォーラム(CCUS Forum)の期間中に署名されました。 同宣言は5か国によるCCUSへのコミットメントをさらに明確にし、欧州における統一されたCCS及びCCU市場に向けて努力することを強調しています。署名国はまた、効率的かつ費用効果的な越境CO2輸送インフラを構築することの価値を指摘し、CCUSプロジェクトにおける協力の重要性を改めて強調しています。 共有されたCCUS目標を強調すると同時に、宣言は欧州委員会に対し、恒久的なネガティブエミッションに関する規制上の予測可能性を改善するようにも求めています。 さらなる情報は、こちらからお読みください    

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GCCSI最新ニュース:EUイノベーション基金、新たな提案募集を開始
GCCSI最新ニュース:EUイノベーション基金、新たな提案募集を開始

25th November 2023

発行日:2023年11月25日 原典:グローバルCCSインスティテュート   欧州委員会は2023年11月23日、EUイノベーション基金(Innovation Fund)の下で40億ユーロという記録的な予算を誇る新しい提案募集を開始しました。 EUイノベーション基金は、CCSないし二酸化炭素除去(CDR)といった革新的な脱炭素化技術の実施支援を目指しています。EU排出量取引制度(Emissions Trading System:EU ETS)によって生み出される収入を財源としており、EUにおけるグリーン転換を前進させる上でカーボン・プライシングが担っている極めて重要な役割を明確に示しています。 今回初めて、プロジェクト・デベロッパーは、異なる予算範囲と資本支出(CAPEX)要件を含む、次の5つの明確に区別されたカテゴリーの下で提案する機会を得ました。 一般的な脱炭素化(大規模):CAPEXが1億ユーロ以上のプロジェクトに17億ユーロ 一般的な脱炭素化(中規模):CAPEXが2,000万~1億ユーロのプロジェクトに5億ユーロ 一般的な脱炭素化(小規模):CAPEXが250万~2,000万ユーロのプロジェクトに2億ユーロ クリーン技術製造: CAPEXが250万ユーロ以上で、再生可能エネルギー、エネルギー貯蔵、ヒートポンプ及び水素製造用の部品製造に重点を置いたプロジェクトに14億ユーロ パイロット:CAPEXが250万ユーロ以上で大幅な脱炭素化に重点を置いたプロジェクトに2億ユーロ プロジェクトが資金提供先に選定された場合、EUイノベーション基金は関連費用の最大60%を提供することができます。 本日の募集開始と同時に、欧州委員会は今後予定されているいくつかのマイルストーンを発表しました。 2023年12月7日:EUイノベーション基金2023募集情報デー(IF23 Call Info Day  2024年4月9日:プロジェクト・デベロッパーによるEU電子公募資金・入札専用ポータル(EU Funding and Tenders Portal)経由での応募締切日 2024年第4四半期:プロジェクト評価結果の通知 2025年第1四半期:資金提供先に選定された申請者による助成合意書の署名 詳細はこちらをお読みください。  

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GCCSI最新ニュース:スイス、ロンドン議定書の改正を批准し、CO2貯留開発の展望を広げる
GCCSI最新ニュース:スイス、ロンドン議定書の改正を批准し、CO2貯留開発の展望を広げる

25th November 2023

発行日:2023年11月25日 原典:グローバルCCSインスティテュート スイスがロンドン議定書(London Protocol)6条改正の批准に合意し、同国のCO2を恒久的な地中貯留のために輸出する道を開きました。 この動きは、自国及び国際的な気候目標を支援するためにネガティブエミッション技術を規模拡大する必要性を指摘したスイス連邦参事会(Federal Council of Switzerland)による2022年の報告書に続くものです。スイスは、ネットゼロ目標を支援するために、外国のCO2貯留サイトを活用するオプションを検討すると共に、国内CO2地中貯留の開発も目指していきます。 1996年に着手されたロンドン議定書は、海洋環境を保護するために締結された「1972年の廃棄物その他の物の投棄による海洋汚染の防止に関する条約(1972 Convention on the Prevention of Marine Pollution by Dumping of Wastes and Other Matter)」を基礎とし、人間活動に関連することから廃棄物に対する制限を実施しています。2009年には、恒久的な貯留を目的としたCO2を除外する改正が行われました。 ノルウェー、英国、オランダ、イラン、フィンランド、エストニア、スウェーデンと並び、スイスはこの改正を批准した8番目の国となりました。 さらに読む    

GCCSI最新ニュース:NZIA & CRCF:欧州議会、CCS及びCDR開発を促進するために投票
GCCSI最新ニュース:NZIA & CRCF:欧州議会、CCS及びCDR開発を促進するために投票

23rd November 2023

発行日:2023年11月23日 原典:グローバルCCSインスティテュート   欧州議会(EP)本会議は、ネットゼロ産業法(Net-Zero Industry Act:NZIA)及び炭素除去認証枠組(Carbon Removal Certification Framework:CRCF)に関する産業・研究・エネルギー(Industry, Research and Energy:ITRE)委員会及び環境・公衆衛生・食品安全(Environment, Public Health and Food Safety:ENVI)委員会のポジションを投票によって承認し、欧州における気候政策を強化する動きを承諾しました。これらの提案は、ネットゼロへの道において、CCS及び二酸化炭素除去(CDRs)の開発を支援することになります。   EP本会議は、欧州委員会のネットゼロ産業法案の範囲を広げることに合意しました1。新しい範囲には、CO2輸送を含むCCSバリューチェーン全体を対象とする、ネットゼロ技術の幅広いリストが含まれています。また、2030年までにEU域内で年間50MtのCO2圧入能力を確保するという目標を確認する一方で、「EU域内で原油、石油製品または天然ガスを販売する事業体」に義務を課しており、石油及びガス生産者に焦点を当てた欧州委員会の当初のアプローチからは逸脱したものとなりました。この義務的な拠出の範囲については、欧州理事会が一般的なアプローチに合意した後に開始される今後の三者対話(トリローグ)で取り上げられ、決定されることになります。   EP議員達はまた、欧州委員会が2022年に提出した炭素除去認証枠組(CRCF)規制案2を強化するために投票し、炭素除去各種のより詳細な定義及び強化された基準を求めました。それはまた、2030年以降の気候アジェンダの一環として、土地ベースの隔離だけでなく、CCSと組み合わせたバイオエネルギー(BECCS)や直接空気回収(DAC)といった恒久的な炭素除去のEU目標の必要性について、欧州委員会に報告を義務付けるものでもあります。本会議での採決が終了したことで、EPは、11月17日に交渉指令(negotiating mandate)を採択した欧州理事会と協議を開始することができます。   欧州議会及び欧州理事会は、次の立法期間(2024-2029年)が近づくにつれ、三者交渉の中でそれぞれの立場を推進し、協力体制を整えようとするでしょう。 _________ [1] 欧州のネットゼロ技術製品製造エコシステムを強化するための措置の枠組の確立に関する欧州議会及び理事会の規則に関する提案(ネットゼロ産業法)(Proposal for a Regulation of the European Parliament and...

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GCCSI最新ニュース:グローバルCCSインスティテュートとCSIROが実施した調査を受け、西オーストラリア州政府が州内のCCUS産業を前進させるために430万豪ドルを拠出すると発表
GCCSI最新ニュース:グローバルCCSインスティテュートとCSIROが実施した調査を受け、西オーストラリア州政府が州内のCCUS産業を前進させるために430万豪ドルを拠出すると発表

17th November 2023

発行日:2023年11月17日 原典:グローバルCCSインスティテュート   2023年11月16日、Roger Cook豪州連邦西オーストラリア州首相(Premier of the Australian state of Western Australia)は、西オーストラリア(WA)州のためのCCUS行動計画(CCUS Action Plan)に同州政府が430万豪ドル出資することを発表しました。この行動計画は、実証済みCCUS技術のWA州における普及を加速させ、新規CCUS技術の研究を支援し、CCUSへの投資を呼び込むことを目的としています。   この発表は、WA州LNG 雇用タスクフォース(Jobs Taskforce)が委託し、グローバルCCSインスティテュート及び豪州連邦科学産業研究機構(Commonwealth Scientific and Industrial Research Organisation:CSIRO)が実施した調査の主要結果の発表に続くものです。   調査結果は、WA州の地質、技術的専門知識、既存のインフラ及び地政学的状況から、同州がCCUSハブの設立を通じてCCUSの世界的プレイヤーになるのに適したポジションにあることを示しています。   同調査では、可能性のあるCCUSハブがモデル化され、説得力のある結果が得られました。地元の排出源と同州南部クウィナナ(Kwinana)地域から輸送されたCO2に対応するピルバラ(Pilbara)CCUSハブのモデルは、以下のことが可能であることを示しました。   WA州の排出量削減目標の33%達成、及びハブに隣接する同州ピルバラ地域の排出量の最大90%削減 建設期間中に3万7,000人分の雇用、加えて500人分の恒常的な雇用を創出し、既存の排出集約型産業における雇用を安定させる 2030年から2050年の間、WA州のGDPを550億豪ドル押し上げる   また、この調査により、今CCUS技術に投資することで、直接的及び間接的に排出量削減効果が得られることも分かりました。例えば、調査によるとCCUSハブは、CO2輸送・貯留サービスを提供することによりブルー水素の製造を可能にします。その水素は、その後、他の燃料に取って代わることができ、セメントや鉄鋼生産のような排出削減が困難な産業を脱炭素化します。   Roger...

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GCCSI最新ニュース:要約:インスティテュート、MENA気候週間2023(MENA Climate Week 2023)に参加、同地域におけるCCSの価値を強調
GCCSI最新ニュース:要約:インスティテュート、MENA気候週間2023(MENA Climate Week 2023)に参加、同地域におけるCCSの価値を強調

16th November 2023

発行日:2023年11月16日 原典:グローバルCCSインスティテュート   低炭素社会への移行が世界的に勢いを増す中、CCSの必要性は、中東及び北アフリカ地域(Middle East and North African Region:MENA)を含む産業密集地域においてますます明白になってきています。去る10月、気候にかかわる利害関係者達は、UNFCCCのMENA気候週間2023(MENA Climate Week 2023:MENA CW)に参加するため、サウジアラビア・リヤド(Riyadh)に集まり、それぞれの専門知識を提供し、見識を深め、CCSを含む、同地域にとって重要な気候ソリューションに関する議論に参加しました。   MENA 気候週間(MENA CW)2023におけるCCSに関する重要点 CCSは、MENAの幅広い大量排出産業から、脱炭素化計画を支援するものとして見られています。サウジアラビアでは、エネルギー省(Ministry of Energy)が同国の気候行動ポートフォリオに同技術を含めることを公約しており、最近では2035年までに年間4,400万トンのCO2を回収するCCSクラスターを、同国のジュバイル(Jubail)工業地帯に開発する意向を発表しました。 グローバルCCSインスティテュート、CEM CCUSイニシアティブ(CEM CCUS Initiative)、クリーン・エア・タスク・フォース(Clean Air Task Force)及びKAPSARCとの緊密なパートナーシップの下で開催された、セメント及び鉄鋼におけるCCS利用に焦点を当てたサイドイベントでは、City Cement社CEOのMajed Abdul Rahman Bin Nasser Al Osailan氏が、ネットゼロへの道における同技術の不可欠な役割を繰り返し述べ、産業による迅速な低炭素社会への移行には、その道のりにおいてCCSを含める必要が出てくると強調しました。COP28議長国の上級大量排出専門家(Senior Heavy...

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GCCSIメディアリリース:CCSに対する機運の高まりで、世界的な脱炭素化目標に一歩近づく
GCCSIメディアリリース:CCSに対する機運の高まりで、世界的な脱炭素化目標に一歩近づく

10th November 2023

  発行日:2023年11月10日 原典:グローバルCCSインスティテュート   国際的シンクタンクであるグローバルCCSインスティテュートの調査によると、CCSは今年も飛躍的な成長を遂げました。今日(10日)発表された世界のCCSの動向2023年版(2023 Global Status of CCS Report)は、世界中でCCSプロジェクトが急増していることを示しており、ここ1年間で102%の増加となる、198か所の新規施設が進行中のプロジェクトに追加されました。世界をリードする気候及びエネルギー・アナリストが、世界排出量削減目標を達成するにはCCSが必要であることに同意していることから、これは気候行動にとって良いニュースです。   進行中のCCSプロジェクトは、施設数及びCO2回収能力の双方において、今までで最高水準にあります。操業中のCCSプロジェクト41件は現在、年間4,900万トン(49Mtpa)のCO2回収能力を持っています。一方、進行中のプロジェクトの合計CO2容量は、2022年から50%増の361Mtpaまで拡大しており、2018年以来最大の伸びとなっています。   グローバルCCSインスティテュートのCEOであるJarad Danielsは、この進歩について次のように述べています。「気候の算数は明白です。CCSは不可欠な気候緩和技術であり、それなしでネットゼロ排出目標を達成することは事実上不可能です。しかし、その算数はまた、過去1年間の目覚ましい進歩をもってしても、我々は、いわばまだ階段の一番下辺りにいるようなものであり、我々の排出目標を達成するためには年間ギガトン(Gtpa)規模に達しなければならないことを示しています。」   確かに、気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change)や国際エネルギー機関(International Energy Agency)等による信頼すべき分析は、世界的な気候目標を達成するためには2030年までに約1Gtpa、2050年までに数Gtpaの年間CO2貯留量が必要となることを一貫して示しています。   「政策立案者、産業界のリーダー、投資家及び一般市民は全員、気候変動への取組に対して高まる切迫感を覚えており、それが世界中の主要地域におけるCCS普及等の様々な緩和手段の加速を招いています。しかし、気候変動緩和目標を達成するためには、この10年間のCCS普及に対する世界的な投資が、今までに増して迅速に成長していかなければなりません」と、Danielsは述べています。   世界のCCSの動向2023年版におけるその他の主要な結論には、次の点が含まれます。   2023年7月31日時点で、操業中の商業規模CCS施設は41か所、建設中は26か所、開発の様々な段階にあるものは325件。 2022~2023年、新たに11か国が開発の様々な段階にあるCCS施設を登録した。 CCS普及は依然として米国が優位に立っており、2023年には73か所の新規施設が進行中のプロジェクトに加わった。英国、カナダ及び中国は施設数を増やし、CCS普及が進んでいる国トップ5を維持した。豪州は現在12か所の施設を開発中である。 ネットワークは、費用を低減させる規模の経済と、リスクを低減させるビジネス・モデルの相乗効果の双方をもたらすことから、ネットワークを通じたCCS普及が主流となっている。CCSネットワークの進行中の開発は、インスティテュートのデータセットに「CO2輸送及び貯留」施設という新しい産業カテゴリーをもたらした。2023年、このような施設は世界で101か所特定された。 CCSはまた、27か国の「国が決定する貢献(Nationally Determined Contributions:...

GCCSI最新ニュース:「Japan CCS Forum 2023」を2023年11月15日に開催
GCCSI最新ニュース:「Japan CCS Forum 2023」を2023年11月15日に開催

31st October 2023

グローバルCCSインスティテュートは11月15日(水)に「Japan CCS Forum 2023」をハイブリッド開催いたします。会合詳細、参加登録等につきましては、イベントサイトにてご参照ください。   → イベントサイトはこちら → 参加登録はこちら   <フォーラム概要>   会合名: 「Japan CCS Forum 2023」 日程: 2023年11月15日(水)10時~16時30分(フォーラム)17時~18時30分(ネットワーキング会合) 受付開始:9時15分 主催: グローバルCCSインスティテュート(GCCSI) 後援: (独)エネルギー・金属鉱物資源機構 (JOGMEC) (一財)カーボンフロンティア機構  (JCOAL) (公財)地球環境産業技術研究機構 (RITE) 日本CCS調査(株) (JCCS)(五十音順) 会場: ベルサール虎ノ門 (〒105-0001 東京都港区虎ノ門2‐2‐1 住友不動産虎ノ門タワー 2F) 会合形式: ハイブリッド形式(現地参加、ZOOMウェビナーによる配信)...

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